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ハムスターの目が開かない・片目だけ閉じる原因は?|動物病院に行く判断基準【体験談4つ】

病気

ハムスターの目が開いていない・片目だけ閉じていたりすると、不安になりますよね。

そんな飼い主さんに向けてこの記事では、ハムスターの「目が開かない」トラブルについて分かりやすく解説します。

ハムスターの目が開かない・片目だけ閉じる症状には、目ヤニや飼育環境の問題、放置すると悪化する病気まで複数の原因があります。

「病院に連れて行くか迷っている」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

【緊急性が高いサイン】ハムスターの目が開かないときの判断基準

透明な目ヤニが出て片目が開きにくいハムスター
片目だけ透明な目ヤニと涙で開きにくくなっているおじいちゃんハム

ハムスターの目が開かないときは、目の状態と全身の状態を一緒に確認して緊急度を測ります。

食欲や元気に問題がなければ緊急度は低めですが、油断は禁物です。様子見は2日程度に抑えた方が良いですね。

より重大な原因が隠れている可能性があるので、“目だけの問題”と決めつけないで、不調が続くならすぐに動物病院で診察を受けてください。

目や全身の状態(緊急度順)
緊急度:★★★
(大至急受診)
じっとして動かない
ご飯・水分を口にしない
緊急度:★★
(早めに受診)
・黄色や緑色の目ヤニがある
・目や目の周りが赤い
・目ヤニの量が多い
・白い目ヤニがある
・痒がっている
緊急度:★
(ご家庭で要観察)
・透明で少量の目ヤニがある
・寝起きなど一時的な目ヤニがある
・老ハムである

目ヤニの量が多い、膿のような目ヤニが出る、目が赤くなるといった症状が見られた場合は、早めの受診をおすすめします。

ハムスターの目やに・目薬の簡単な対処法はこちらもご確認ください。

また、下痢や便秘の症状が一緒に出ている場合はさらに深刻ですので、以下の記事もご参考ください。

ハムスターの目が開かない主な原因とは?

本来の目がパッチリ開いたハムスター
本来はパッチリクリクリに開く

ハムスターの目が開かない主な原因には、目の病気・アレルギー・ケガなどが挙げられます。

正確な原因を見極めるには、獣医師による診断が欠かせません。

「様子見で大丈夫」と自己判断せず、日々の変化をしっかり観察したうえで動物病院を受診しましょう。

目ヤニや汚れの一時的な問題

健康なハムスターでも、寝起きや換毛期、ちょっとしたホコリの刺激などで一時的に目ヤニが出ることがあります。

その他に異変がなく、食欲や元気が普段どおりであれば、深刻なトラブルである可能性は低いでしょう。

目を開けづらそうにしていても、数時間〜半日ほどで自然に取れて目が開くなら、基本的には様子見で問題ないケースがほとんどです。

軽い汚れが原因の場合も、毛づくろいや瞬きによって自然に解消されることもあります。

結膜炎などの目の病気

膿のような目ヤニ・痒み・赤み・腫れが生じている場合は、病気を疑って動物病院を診察しましょう。

動物病院では点眼薬を処方されることがほとんど。診察料は初診で2,000円~3,000円が相場です。

病名目ヤニ主な症状原因
結膜炎
(ピンクアイ)
(初期)透明・白
(悪化)黄色・緑
目ヤニ・涙
目を細める
まぶた周辺が赤く腫れる
細菌・ウイルス
粉塵などの刺激
歯の状態
角膜炎粘りがある
膿性の黄色・緑
目ヤニ・涙
目が赤くなる
痛みで目を閉じている
細菌感染
傷口からの化膿
角膜潰瘍
目の後ろの潰瘍
粘りがある
膿性の黄色・緑
目が白く濁る
目が飛び出す
重度の腫れ
食欲減退
細菌感染
白内障あまりない目の中心が白くなる
視力低下
老化
緑内障
(眼圧異常)
あまりない目が飛び出す
目が赤くなる
遺伝
マイボーム線腫透明・白目ヤニ
まぶたの腫れ
まぶたのできもの
遺伝

(参考元)Hamster Eye Infections | PetMD / ハムスターの目が赤くなりショボショボする原因と対処法 | グリーンパーク動物病院… / Hamster Eye Infection | Vet Subang Jaya – Safe & Trusted / ハムスターの目の病気について解説 | 千葉県佐倉市のしらい動物病院

アレルギー

ハムスターの目が開かない原因のひとつに、アレルギー反応があります。

これは感染症やケガとは異なり、環境中の刺激物に体が過敏に反応してしまう状態です。

ハムスターのアレルギーの原因
  • 床材(針葉樹のウッドチップやホコリが出やすい床材)
  • 不衛生による糞尿やカビ
  • 食事 …など

アレルギーと目の病気は見た目だけでは判断しにくいため、油断はできません。

ただ、私の経験では、両目に症状が出ることや全身のかゆみ・脱毛が見られ、時間をかけてゆっくり悪化していくように感じました。

また、アレルギーの場合は、環境を変えると改善する可能性がありますので、症状が軽いなら床材の変更などでアレルゲンを除去できれば数日で回復することもあります。

すぐに命に関わる恐れは低いものの、ハムスターにとっては大きなストレスとなりますので、改善しない場合は獣医師への相談がおすすめです。

傷や炎症

眼球やまぶたに傷がつき、炎症や痛みが生じていることが原因の場合があります。

ハムスターの目は突出しており構造的に傷つきやすく、小さな傷でも強い症状として現れやすいとされています。

ハムスターの目に傷・炎症が起きる原因
  • 床材の繊維や木片が目に入る
  • ケージや回し車への衝突
  • 高い場所からの落下
  • 自分の長い爪で引っ搔いてしまう
  • ハムスター同士のケンカ など

目に傷や炎症があると、痛みや異物感から反射的に目を閉じ続けてしまい、「目が開かない」「片目だけ閉じている」という状態になります。

加齢や機能低下による不調

高齢のハムスターでは、病気や外傷がなくても、加齢による体の機能低下が原因で目が開きにくくなることがあります。

加齢で目が開きにくくなる理由
  • 涙の分泌量の低下による固着
  • 毛づくろい能力の低下
  • 免疫力の低下で炎症を起こしやすい

加齢が原因で目が開きにくくなっている特徴には、目のコンディションが毎日変わるという特徴もあります。

しかし、診察はハムスターにとって多大なるストレスになるため、我が家では1歳6ヵ月以上の高齢ハムスターの通院はやや慎重です。

少量の目ヤニ程度であれば経過観察とし、かゆみや赤みなどの症状が見られる場合のみ動物病院を受診しています。

他の病気が影響しているケース

ハムスターの目が開かない症状は、目の病気ではなく、別の病気が影響して起こるケースもあります。

他の病気が目に影響しているケース
  • 風邪や肺炎などの呼吸器疾患
  • 歯の異常
  • ホルモン異常
  • 脱水症状…など

ハムスターが目を開けられないときでも、目のトラブルと決めつけるのは非常に危険です。

目の症状と一緒に「呼吸が深い・早くないか」「食欲や体重はキープできているか」「動きは悪くないか」を総合的に見なければいけません。

目ヤニや赤みがなくても動物病院を頼ってほしいのは、以上のような重要な病気が隠されていることがあるからです。

ハムスターの目が開かないときの対処法とやってはいけないこと

目のトラブルが出やすい老化したハムスター

ハムスターの目が開かないとき、経過観察したい場合や、動物病院に行くまでの間にご家庭ですぐにできる対処法と、やってはいけないことをご紹介します。

やってほしい対処法
  • ケージ内(寝床・トイレ)を清潔を保つ
  • 床材を紙製でホコリが出にくいものに変える
  • 目ヤニを優しく拭き取る
  • 爪が伸びすぎていないかチェックと処置
  • 静かで適温の環境でそっとしておく
やってはいけないこと
  • 目ヤニを強引に拭き取る
  • 人間用の目薬を使う
  • 不潔な状態での放置
  • 刺激が強いと床材の使用(ウッドチップなど)
  • 長期間の放置
  • スキンシップやストレスを与える

爪が長いと自分で目を傷つける恐れがあるので注意。動物病院で500~2,000円くらいで処置してくれます。

ハムスターの目のトラブルでは、「清潔・低刺激・安静」が重要なポイントになります。

軽い症状であっても異変が見られたら、飼育環境を見直し、できるだけ早く整えるようにしましょう。

ハムスターの目が開かない・片目だけ閉じる原因は?【実体験4つ】

ここでは過去に私自身が飼ってきたハムスターで体験した、目が開かなくなるトラブルと実際に試した対処法を解説します。

特にアレルギーだった子は、私自身の勉強不足で苦しめてしまいました。同じような思いをする子が出ないよう、特に丁寧にまとめます。

【実体験①】目ヤニ・汚れで一時的に目が開きにくくなった

寝起きのハムスターの一時的な目のトラブル
寝起き直後に、左目が透明の目ヤニで開きにくくなっている

長毛のカラーゴールデンハムスター(生後半年/オス)が、ある夜突然、目じり側に少量の透明な目ヤニをつけて起きてきました。

片目だけが半開きの状態でしたが、それ以外の様子に変化や異常は見られませんでした。

具体的な対策

数時間後に再度確認すると、目ヤニはすでになくなり、目もいつも通りぱっちり開いていました。

トイレ砂に潜るが好きな個体だったため、念のため、しばらくの間は毎日トイレ砂をすべて交換+トイレ本体の洗浄をして過ごしました。

それ以降は体調にも特に変化がなかったため、一過性の目ヤニと判断して自宅で観察しています。

【実体験②】高齢ハムスターによく見られる症状

老化由来の目ヤニで目が開かないハムスター
老化由来の目ヤニ・涙で目が開きにくくなっている様子

老化により毛づくろいがしにくくなったり、免疫力が低下したりするため、高齢ハムスターにとって目のトラブルは付きものです。

私が飼ってきたハムスターの中にも、眼球の中心が白くなる白内障を患った子や、目が開きにくくなる子が多くいました。

老化が原因で病気が伴わない場合の特徴は、透明や白いな目ヤニで、目頭や目じりについている姿が目立ちます。

高齢ハムスターは涙の分泌量が減るため、乾燥して粘度が上がることで、目がくっつきやすくなるようです。

具体的な対策

私の場合、目の異常のほかに食欲不振などが見られない場合は、『老化による自然な変化』と受け止め、病院には行かずお家でのケアで見守っています。

軽度の目ヤニであれば、ハムスター自身で清潔に保てないと判断した場合に限り、清潔なガーゼで優しく拭き取るなど、個体に合わせたケアを行っています。

白内障は視力低下が伴いますが、治療が難しいので無理な治療はしません。見守りを基本にケージ内をバリアフリーに整えます。

バリアフリー介護するコツ
  • トイレの段差をなくす
  • フラットなごはん皿に変更
  • 給水器から水皿に変更
  • 足を取られにくい床材にする(カットする等)
  • 温度設定を22℃程度の高めにする
  • 食べやすいペースト食を取り入れる

また、免疫力と健康維持を意識し、ふやかしたペレットを中心とした、ハムスターにとって栄養バランスの良い介護食を与えることもあります。

ハムスターの介護食のアイデアは、以下の記事をご参考にしてください。

【実体験③】腫瘍や免疫力低下で目が開きにくくなったケース

ある日突然片目が開かなくなったハムスター
ある日突然片目が開かなくなった乳腺腫療養中のハムスター

生後8ヵ月に乳腺腫と診断されていたパールジャンガリアン(1歳8ヵ月くらい/メス)が、ある日突然、片目を開けられなくなりました。

起きてから時間が経っても半目が限界でしたが、食欲・元気共に問題がない不思議な症状です。

この症状が3日続きました。

痒がる素振りや赤みも無かったものの、大きな病を抱えた子だったので、「免疫力低下による目の病気」を疑って動物病院で診察してもらいました。

具体的な対策

診察の結果、はっきりとした目の病気は見つからず、原因は不明でした。

実際、処置や投薬をしなくても翌日には回復しており、本当に一過性の症状だったようです。

しかしこの後、安定していた乳腺腫が突然大きくなり始めました。

彼女は、成長しそうだった乳腺腫を1年間も免疫療法だけで抑え込み、進行を遅らせていた凄いハムスターでした。

目のトラブルは「免疫力が落ち始めたサイン」で、腫瘍の成長を抑えきれなくなった兆候だったのではないかと、今では感じています。

【実体験④】床材アレルギーによる重度の目のトラブル

可愛い毛並みのキャンベルハムスター
うずらの卵のような特徴的な毛並みを持った可愛いハムスターでした

キャンベルハムスター(当時1歳3ヵ月/メス)が、突然全身を痒がるようになりました。

同時に目の周りは赤くなりはじめ、5日頃には目の周りの毛がなくなって、目ヤニと涙で濡れるようになりました。

恥ずかしながら、当時は「ハムスターを動物病院に連れて行く」という発想がなく、どうすれば良いかわからないまま、ただ見ていただけでした。

体重や日記などの詳しい記録は残っていませんが、痒みによるストレスで食欲減退も伴ったせいで、症状が出て1週間程度で特徴的な綺麗な毛並みは荒れ、痩せていったことをよく覚えています。

やがて強いかゆみに耐えきれなかったのか、彼女は自分で両目を傷つけてしまい、盲目となってしまいました。

具体的な対策

目が完全に開かくなってもごはんは食べる
床材を新聞紙に変えてからは食欲も回復

飼育書や先輩飼い主さんの飼育記事を読み進める中で、たどり着いた可能性が「床材アレルギー」でした。

当時使っていたのは一般的な広葉樹マットで、「広葉樹はアレルギーが出にくい」という先入観から、疑いもしていませんでした。

記事を参考に、床材を5cmほどにカットした新聞紙に変更したところ、痒がる様子は次第になくなり、1週間程度で症状が落ち着きました。

目は失ってしまいましたが、発症から1か月後には回し車で走り、食欲も次第に回復してくれました。

アレルギーで目を潰しても回し車に乗るハムスター
視力をなくしても回し車に乗って遊んでいました

その後、彼女は1歳8ヵ月で虹の橋を渡りましたが、目が見えない以外はトラブルもなく最後までがんばって生きてくれました。

「ハムスターのアレルギーも突然発症する」と実感し、私の飼育経験の中でも忘れられない教訓として記憶しています。

今では低刺激で粉塵が出にくいペーパーマットを推奨されていますが、他にも理由あって我が家では今でも新聞紙を床材として使用しています。現在まで特にトラブルはありません。※新聞紙のインクでアレルギーのリスクもあります。

ハムスターの目が開かないことでよくある質問

マイボーム線腫を持つハムスター
左目に小さなマイボーム線腫が発生

ここでは、ハムスターの目が開かないトラブルについて、よくある疑問と対処法をまとめて解説します。

Q
ハムスターの目が開かないのは緊急ですか?
A

食欲低下やうずくまって動かないといった様子が見られない場合、緊急性は比較的低めです。
ただし、目の病気は放置すると悪化したり、視力低下につながることもあります。
膿のような目ヤニが出る、赤みが強くなるといった変化があれば、すぐに動物病院を受診しましょう。

Q
寝起きだけ開かないのは正常?
A

寝起きだけの場合、寝起きで目が覚めきっていない場合や、生理現象による軽い目ヤニであることがほとんどです。
一時的ですぐに直るなら様子見でも大丈夫ですが、毎回目が開いていない・目ヤニが続くなら病気のサインの恐れもあります。
寝床を清潔にし、悪化するようであれば早急に動物病院で診察を受けた方が無難です。

Q
ハムスターの目ヤニを拭き取るにはどうすればいい?
A

ハムスターの目ヤニを拭き取る際は、滅菌生理食塩水洗眼液やぬるま湯で湿らせた清潔なガーゼで優しく拭き取ります。
固まった目ヤニは無理にこすったりせず、濡らしてふやかしてから取り除いてください。(参考元)Hamster Eye Infections | PetMD / ハムスターの目が赤くなりショボショボする原因と対処法 | グリーンパーク動物病院…

Q
人間用の目薬を使ってもいいですか?
A

ハムスターと人間用の目薬では成分や濃度が合わず、症状を悪化させる恐れがあるため、絶対使ってはいけません。
獣医師に相談の上、適切な動物用の点眼薬を処方してもらいましょう。

Q
目が開かないだけでも動物病院を受診していいですか?
A

もちろん問題ありません。
ちゃんと診察してもらった方が飼い主さんも安心できるのでおすすめです。
目ヤニや目を気にする素振りが続いたら、積極的に動物病院に相談してください。

Q
ハムスターの目の病気を家で治す方法は?
A

目ヤニの量が少なく透明など、症状が軽い場合に限っては、滅菌生理食塩水の洗眼液や、ぬるま湯で湿らせた清潔なガーゼで優しく拭き取ると効果的です。
ただし、これはあくまで対処療法であり根本的な治療ではないため、十分な効果が得られるとは限りません。(参考元)Hamster Eye Infections | PetMD

Q
再発を防ぐために気をつけることは何ですか?
A

結膜炎や角膜炎、角膜潰瘍といった目の病気の多くは、細菌感染が原因で起こります。
そのため、ハムスターのケージやトイレは常に清潔に保ち、粉塵やホコリが出にくいペーパーマットを使用するのがおすすめです。

【まとめ】目のトラブルは目の病気だけが原因ではない!

ハムスターの目が開かないトラブルは多く、軽いものから重大なものまで幅広くあります。

まとめ
  • 短期間だけ透明で少量の目ヤニが出る場合は様子見でOK
  • 膿のような目ヤニや痒み・赤みがあるなら動物病院へ
  • 目が開きにくそうなときは、ケージを清潔に保つことが重要
  • 目のトラブルは目の病気が原因とは限らない
  • 様子見しすぎず、2日以上症状が続いたら動物病院へ

ハムスターの目が開かない日が続く場合、目には関係ない病気が隠れているケースもあります。

見た目では判断できないことも多いため、「たいしたことない」と長期間様子見はせずに、動物病院での治療や適切な投薬をして根本治療を目指しましょう。

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